銀行カードローンは、アルバイトやパート勤務の方でも利用しているものですが、審査を受ければ必ず融資が受けられるわけではありません。
申込みをする人によっては、審査で融資が否決されてしまうこともあります。
もし、銀行カードローンの審査に落ちてしまったら、その理由について考えてみてください。
理由が分かれば、次に審査を受けるときの参考にもなりますし、自分のどの点に問題があったのかが分かるようになります。
銀行カードローンの審査に落ちた理由ってなにが考えられる?
銀行カードローンの審査に落ちる理由には、いくつか考えられます。
勤続年数が短すぎたり、在籍確認の手続きができなかったなど、様々です。
ここでは、銀行カードローンの審査落ちになる一般的な理由11個について詳しく紹介します。
安定した収入がない・・・200万以上は必要?!
銀行カードローンの審査に通過するためには、安定した収入があることが必要です。
できれば年収200万円以上あると審査に通りやすいと言われていますが、最低でも年収150万円はあったほうが良いと考えられます。
また、収入が安定していない個人事業主などは、もう少し多くの年収があったほうが確実です。
年収が少ない場合は、収入証明書類を提出するなど、何らかの対策も考えてみてください。
同じ年収を申告した場合でも、収入証明書があれば、申告した年収に間違いがないことを証明できるので融資が受けられやすくなります。
勤務年数が短かすぎる
勤続年数が極端に短いと、銀行カードローンの審査に落ちることが多くなります。
勤続年数は、収入の安定性を確認するための重要な審査項目の1つです。
勤続年数が長ければ、それだけ将来も同じ勤務先で働き続けると予想できます。
逆に勤続年数が短いてれば、簡単に仕事を辞めてしまう可能性があると評価されます。
勤続年数にどのくらいの期間があれば大丈夫ということはありませんが、最低でも半年以上の勤務実績が必要だと考えられています。
1年以上の勤続年数になっていれば、勤続年数を原因となって銀行カードローンの審査に落ちることが少なくなります。
申込みの内容に嘘がある
銀行カードローンの申込みで、銀行に対して虚偽の情報を伝えてしまうと、ウソがバレてしまい、審査に落ちることが多くなります。
申込み内容のウソでは、年収や勤続年数についての物が多くなります。
カードローンの審査では、統計的な手法を用いて異常なデータ(虚偽のデータ)を簡単に見つけられるようになっています。
つまり、銀行に対して嘘をついたとしても、簡単にバレてしまうということです。
虚偽の申込みをして融資を受けたとしても、返済できなくなって困るのは自分自身です。
すべての審査項目について正直に伝え、正確な返済能力について調べてもらうようにしてください。
在籍確認がどうしても取れない
銀行カードローンの審査でも、在籍確認の手続きが行われています。
在籍確認は、申込み時に申告したお勤め先の情報が正しいことを確認するために行っています。
銀行のオペレーターが勤務先に電話をかけて、あなたに取り次いでもらうという方法が行われています。
ここで、勤務先に何度電話をかけても繋がらなかったりすると、審査が打ち切られてしまうことがあります。
勤務先の電話がつながりにくいというのは、審査で不利になりますので、電話がつながりやすい時間帯に申込むことも大切です。
他社を含めた借入額が年収の3分の1を超えている
銀行カードローンは、総量規制の対象外となっていますが、年収の3分の1超の融資は、よほどのことがない限り受けられないと思ってください。
すぐに別会社のカードローンの利用があり、年収の3分の1近くの残高がある場合は、銀行カードローンの審査に通ることが困難です。
すでに返済しきれないほどの借金になっている場合もあるので、一度、毎月の収入と支出をすべて洗い出し、銀行から借入れして本当に返済できるのかどうかを確認してみてください。
返済するのが困難だという場合は、債務整理やローンのおまとめも含めて検討することになります。
他社借入の件数が多すぎる
銀行カードローンの申込みでは、他社のカードローンの利用件数が多すぎると、そのことが問題となってしまいます。
カードローンの利用件数が多いということは、それだけ多額の融資を受けられてしまう可能性があるということです。
現在の借入残高が少なかったとしても、カードの利用限度額というものが設定されています。
限度額までめいっぱい借入れされてしまうと、融資したお金が回収できなくなると審査担当者は考えます。
また、他社借入の件数が多すぎる場合は、すでに返済不能となっている場合もあるので、ローンのおまとめや債務整理も考慮しなければなりません。
複数カードローンへの同時申込み
複数のカードローンに同時申込みをしてしまうと、すべての審査に落ちます。
銀行カードローンは、総量規制の影響がありませんが、無限に融資をしているわけではありません。
別会社のローンの残高が増えれば、融資可能な金額は少なくなります。
同時申込みをして、他社の融資の可否が決まるまでは、融資の限度額を決めることができなくなってしまいます。
別のカードローンの審査担当者も同じ状況になりますので、結果としてすべての銀行カードローンの審査に落ちる結果となります。
他社カードローンでの返済遅延がある
別会社のカードローンの利用で延滞の履歴が確認されると、それが原因で審査に落ちることがあります。
カードローンの利用をするということは、審査の担当者に「家計が破綻しかけている」と判断されるのは当然です。
さらに、別会社のカードローンで延滞をしたということは、家計が逼迫していることの証拠です。
この状態で銀行カードローンの申込みをしても、審査に落ちてしまうことがあるのは当然です。
銀行カードローンで新たな借入れができたとしても、その後の返済で困らないように収入を増やす努力もしなければなりません。
クレジットカードの支払いに滞納がある
クレジットカードの支払いに滞納があるかどうかは、信用情報機関の情報を確認することで分かります。
クレジットカードの返済は、通常、銀行の口座振替によって行われています。
つまり、クレジットカードの延滞があるということは、銀行の口座の残高がゼロに近いことを意味しています。
返済に充てる資産がなければ、当然、銀行カードローンの審査の結果が厳しくなると思われます。
また、クレジットカードの延滞があるだけでなく、クレジットカードの契約をしていることで、さらなる買い物をされてしまうと審査担当者は考え、評価が厳しくなることがあります。
携帯料金(本体料金)の滞納がある
携帯料金に滞納があると、銀行カードローンの審査に落ちることがあります。
一般に携帯電話は、仕事やプライベートで絶対になくてはならないものと考えられます。
つまり、携帯料金の支払いは、通常は優先的に行われるものと考えられるということです。
この携帯料金の支払いが遅れているということは、他のローンの返済がいつ遅れてもおかしくない状態だと考えられます。
携帯電話の延滞を解消させるために銀行カードローンの申込みをする人もいますが、できれば延滞をする前に申し込んでおくべきだといえるでしょう。
自己破産などの債務整理をしている
自己破産や任意整理などの債務整理の履歴が確認されると、ほぼ間違いなく銀行カードローンの審査に落ちます。
債務整理は、金融機関との取引きにおいて、約束どおりの返済ができなかったことを証明するものです。
仮に返済能力があると評価されたとしても、信用の面で大きなマイナスの評価となってしまいます。
債務整理の事実については、自己破産については10年、それ以外の債務整理は5年を上限に信用情報機関に情報が残ります。
債務整理の情報があるうちは、金融機関との取引きが非常に困難となりますので、記録が消去されるのを待つしかありません。
審査落ちの理由は信用情報を確認
銀行カードローンの審査に落ちた理由は、自分の信用情報を確認することで分かる場合があります。
自分の信用情報は、信用情報機関に開示請求の手続きをすることで確認できます。
審査に落ちてしまったら、信用情報機関から情報を取り寄せ、原因について考えてみるのもおすすめになります。
良く聞くブラックリストってなに?
ブラックリストというのは、信用情報機関に登録されている情報に問題がある状態をいいます。
融資できない人の個人情報が一覧にまとめられているノートのようなものではありません。
例えば、信用情報機関に過去の債務整理の事実の記録が残されている場合は、どんなローンの申込みをしたとしても、審査に落ちることがほとんどになります。
この状態は、まるでブラックリストに自分の名前が登録されていて、融資を断られるかのような印象を受けます。
このようなことから、信用情報機関の情報に問題があり、融資が難しくなっていることをブラックリストと呼んでいます。
審査落ちしたら再申し込みはダメ?
銀行カードローンの審査に落ちたからといって、再度申込みをすることは禁止されているわけではありません。
ただし、前回審査落ちになったときと大きく状況が書かない場合は、別のカードローンの申込みを考えた方がいいです。
カードローンは、金融機関ごとに独自の審査基準が設けられています。
前回の審査落ちのときとまったく同じ状況なら、再び審査落ちになると考えられるからです。
一方、別のカードローンの申込みなら、異なる審査基準での審査となりますので、審査に通過する可能性を見出すこともできます。
審査落ちすると信用情報に履歴が残る?
銀行カードローンの審査に落ちたことは、信用情報機関の登録データを確認すれば簡単に分かります。
まず、信用情報機関には、カードローンの申込みをしたことと、金融機関と契約をしたことも事実が記録として残されます。
申込みをした事実しかなければ、別会社の審査担当者は「審査に落ちたんだな?」と分かります。
逆に、契約の事実も記録にあれば、審査に通ったと分かります。
銀行カードローンで審査落ちしないコツってある?
銀行カードローンで審査に落ちないようにするには、審査落ちになるような行動をしないことです。
今から返済能力や信用をあげることはできませんので、逆に下げてしまうようなことをしないことに気をつける方がいいでしょう。
銀行カードローンの申込みで嘘は厳禁
銀行カードローンに申込みをする際にウソの情報を伝えてしまうと、審査に落ちてしまいます。
「ちょっとくらいの嘘ならバレない」と思うかもしれませんが、意外と簡単にバレてしまうものです。
とくに勤続年数や年収を水増しして申込む方がいますが、やめておいたほうが無難です。
ウソの情報で審査に通ったとしても、借入後の返済に困る可能性が高くなるだけです。
ウソがバレてしまえば、申し込んだ銀行との取引きが二度とできなくなってしまいます。
ウソをつく人にお金は貸したくないと思うのは、個人でも銀行でも同じです。
申込み時に希望限度額を低くする
希望する金額が多すぎると、審査に落ちることが多くなります。
まず、年収に対して希望額が多すぎる場合は、金融に関する知識が不足していると判断されます。
また、例えば希望額が50万円の申込み者に対して、審査の結果、融資できるのが30万円までだったとします。
30万円の融資をしたとしても、申込者は目的を達することができませんので、「今回は見送ろう」という結果になってしまうこともあります。
銀行カードローンの申込みで、希望額を多くすることにメリットはありませんので、10万円程度の少額で申込みをするのがいいでしょう。
申込みフォームの勤務先情報など正確に記載する
勤務先の名称や電話番号などに間違いがあると、銀行カードローンの審査に落ちることがあります。
たとえうっかりのミスだったとしても、「会社名すら間違える人」と思われてしまいます。
電話番号の間違いは、在籍確認の電話の手続きができなくなってしまいます。
間違えた情報で審査に落ちなかったとしても、審査が終わるまでに大幅に時間を要してしまいます。
保証会社が同じ銀行カードローンだと審査に通りにくい!?
ある銀行が複数の銀行カードローンを提供していた場合は、保証会社がすべて同じになっていることがあります。
この場合、ある銀行の別のサービスに申し込んだ時も、同じ保証会社の審査を受けることになります。
保証会社の審査に通っていなかった場合は、何度受けても審査に落ちると考えられます。
銀行カードローンの審査に落ちてしまった場合は、再び申込みをする場合でも、保証会社が違う銀行カードローンを選ぶのがおすすめです。
もし審査に落ちたときは保証会社が違う銀行カードローンがおすすめ
もし、銀行カードローンの審査に落ちてしまったら、同じ保証会社の銀行カードローンに申込むのはおすすめではありません。
例えば、保証会社がSMBCコンシューマーファイナンスの場合は、三井住友銀行グループ以外のカードローンを選ぶべきだということです。
銀行のカードローンは、保証会社の審査にとおれば、概ね融資が受けられることに決ります。
逆に保証会社の審査に落ちれば、絶対に審査に通ることはないからです。
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