カードローンの審査における、スーパーホワイトの問題について詳しく紹介しています。
スーパーホワイトは、CICや日本信用情報機構などの信用情報機関に、個人の信用情報が一切登録されていない状態のことをいいます。
この状態だとカードローンの審査に通りにくいという噂もありますが、必ず審査で不利になるというものではありません。
カードローンの審査では、別会社のローンの延滞などは問題になりやすいですが、最近では、スーパーホワイトでも審査に通るケースが多くなりますので、過度に神経質になる必要はないと考えられます。
スーパーホワイトは審査が不利ってホント?
スーパーホワイトがカードローンの審査で不利になるという話がありますが、審査に通らないというわけではありません。
実際に、スーパーホワイトでもカードローンの利用ができた、という話は、インターネットの口コミサイトなどを見れば確認できます。
ただし、カードローン審査で少なからずマイナスの影響を与えているのは、確かだと思います。
スパーホワイトとは利用履歴が何も残っていない人
スーパーホワイトというのは、信用情報機関のデータベースに登録されている情報が何もない状態のことをいいます。
スーパーホワイトの状態になる可能性があるのは、金融機関との取引きが初めての場合と債務整理をしてから一定期間が経過したときです。
金融機関との取引きが初めてでスーパーホワイトというのは分かると思います。
債務整理後にスーパーホワイトになるというのは、少なくとも5年間は、金融機関との取引きが非常に困難になるからです。
信用情報機関に登録されている延滞などの情報は、5年で消去されますので、債務整理の情報が消去されるタイミングですべての情報がなくなることになります。
スパーホワイト年齢を重ねているほど審査で不利になりやすい!?
スーパーホワイトは、年齢を重ねているほど審査で不利になると考えられています。
20代よりも30代や40代の方が不利になるのは、審査の担当者が「債務整理をしたのでは?」と考えるからです。
若い時に金融機関との取引きがないのは不思議ではありませんが、30代、40代で金融機関との取引きが一切ないというのは、不自然に思われてしまいます。
過去に債務整理をしたことがなくても、疑われてしまう可能性があるというのが、年齢を重ねた方のスーパーホワイトの問題です。
スーパーホワイトが審査で不利な理由は?
スーパーホワイトがカードローンの審査で不利になるかは、実際に審査を受けてみないと分かりません。
しかし、過去の債務整理を疑われたとしても、実際にしていなければ、その証拠はどこにもありません。
カードローンの限度額が少なくなる可能性はあるかもしれませんが、絶対に審査に通らないということはないはずです。
もし、スーパーホワイトを理由に、カードローンの申込みに不安を感じているなら、携帯電話を分割で購入するなど、何らかの対処をしてから申込むこともできます。
信用情報って審査にどんな感じで影響するの?
信用情報機関に登録されている信用情報は、分かりやすく言うなら、過去の金融機関との取引きに関するデータのことです。
どんな契約をしたのかとか、約束どおりに返済ができたのかなど、審査に必要な項目がすべて保存されています。
これらの情報は、カードローンの審査で非常に重要な意味を持ち、審査結果に大きな影響を与えるものです。
分割や借入についての取引情報の記録が信用情報
信用情報機関に登録されている情報は、大きく分けると個人を特定する情報と取引に関する情報、金融事故に関する情報があります。
個人を特定する情報というのは、「誰についての信用情報なのか」を特定するために用います。
基本的には取引に関する情報と金融事故の情報と個人を結びつけるために用います。
取引に関する情報というのは、どの金融機関とどんな契約をしたのか、という点とどの契約を解約したのかということが分かる情報です。
カードローンの申込みなら、どの金融機関のサービスにいつ申し込んだのかが分かります。
また、金融事故に関する情報は、延滞や債務整理などのことです。
どの金融機関のどの契約で延滞をしたのかなどは、審査担当者にすべて知られてしまいます。
また、過去に債務整理をしたことがある方は、情報が消去されるまでは、その事実がデータベースに登録され続けます。
カードローン審査では必ず確認される
信用情報機関に登録されている情報は、カードローンの申込みをすると必ず確認されるものです。
隠しておきたい過去の事実があったとしても、残念ながら隠し通すことはできません。
カードローンの審査では、信用情報機関に登録されている情報を数値化して利用します。
延滞をしたら何点、約束どおりに返済できたら何点というように数値に変え、各項目に重みづけを行ってから合計得点を算出します。
審査でどの項目にどの程度の重み付けが行われているかは、外部に公表されていません。
インターネットにある情報は、あくまでも推測に過ぎないものですので、延滞や債務整理の記録があったからといって、絶対に融資が受けられないわけではありません。
信用情報の保管期間は?
信用情報機関に登録されている情報は、永久に消去されないものではありません。
カードローンなどの申込みをした事実は約半年間、延滞や債務整理などは5年間、自己破産については10年間が情報が消えるまでの目安になります。
ここで、過去に延滞をしたことがあるのが銀行のローンだから、消費者金融に申し込めば大丈夫と考える人がいますが、信用情報機関は、相互に情報を共有しあっているので隠すことはできません。
日本には、CICと日本信用情報機構、全国銀行個人信用情報センターの3つの信用情報機関があり、登録している情報を相互に共有しあっています。
銀行の情報についても、CICや日本信用情報機構を通して確認できるということです。
審査落ち原因はスーパーホワイト?
スーパーホワイトが原因で審査落ちになることもありますが、スーパーホワイトでも審査に通ることはあります。
カードローンの審査基準は、一般に公表されていませんので、なにが原因で審査落ちになったのかは、推測する以外にできることはありません。
スーパーホワイトでも金融機関と取引きができないわけではありませんので、あまり気にする必要はないと考えられます。
スマホ本体の分割払いは要注意
スマホ本体の分割払いについては、カードローンの審査において重要な意味を持つことがあるので注意が必要です。
まず、スーパーホワイトだと思われる方は、あえてスマホを分割払いにして購入するという選択ができます。
分割払いの購入ができれば、その時点でスーパーホワイトから脱することができます。
また、スマホ本体の分割払いでスーパーホワイトでなくなったとしても、料金延滞をしてしまうと意味がありません。
わざわざ分割払いにしたのに、携帯料金の延滞をしてしまうなら、現金で購入した方がマシだったということになってしまいます。
このようにスマホ本体の分割払いには、注意するべき点が多いので気をつけるようにしましょう。
個人信用情報の開示が一番確実
自分がスーパーホワイトかどうかを確認したいときは、信用情報機関に対して開示請求を行い、自分の個人信用情報を取り寄せるのがおすすめです。
日本には、3つの信用情報機関があると説明しましたが、すべての信用情報機関に対して開示請求をすれば、審査の担当者がどんな情報を見ているのかが分かります。
自分がスーパーホワイトであれば、開示された情報には、なんの記載もありません。
逆に、過去の債務整理の記録が残っていれば、そのことも自分の目で確認できます。
信用情報機関に登録されている情報は、審査の担当者が見れるものですが、自分で確認することも可能です。
スーパーホワイトとか金融事故について不安がある場合は、考えていても仕方がないので自分の目で確認するようにしましょう。
スーパーホワイトから抜け出す方法
スーパーホワイトから抜け出すには、いくつかの方法があります。
スマートフォンの本体や大型家電を分割払いで購入したりすれば、少なくともスーパーホワイトではなくなります。
また、スーパーホワイトであることを気にせずにカードローンに申込み、融資が受けられたというケースもあります。
考えていても仕方がありませんので、思い切って申込むというのでも良いと思います。
スーパーホワイトでも最近は審査に通る?!
最近は、スーパーホワイトでもカードローンの審査に通ることが多いようです。
インターネットで情報が見られるからかもしれませんが、「スーパーホワイトでも審査に通った!」という情報を見かけることがあります。
この情報が正確な者であれば、スーパーホワイトだから融資が受けられないというのは間違いだと分かります。
融資が受けられる金額が少ない可能性もありますが、消費者金融などと契約ができる可能性があるのは間違いないと思います。
スーパーホワイトから抜け出すには信用を作ることが大切
スーパーホワイトから抜け出すためには、金融機関との取引きをする必要があります。
あえてローンを組んだり、商品を購入したりする必要はありませんが、そういう機会があったときは、スーパーホワイト脱却のチャンスと捉えて、自分に有利になるような行動をとるようにしましょう。
・スマホの本体料金を分割支払いする
最も簡単なのは、スマートフォンや携帯電話の機種変更をするときに、本体の料金を分割払いで支払う方法です。
高い金利が発生するわけでもなく、分割払いにできるのでお得です。
一括で購入する場合よりも、まとまったお金を用意する必要がないので、自分の好きな機種を選ぶこともできます。
たったこれだけの事をするだけでも、スーパーホワイトから脱却できます。
スマホや携帯の機種変更の機械があるときは、ぜひ試してみてください。
・大型家電を分割払いする
テレビや冷蔵庫、洗濯機などを購入する機会があるときは、分割払いで支払うことも検討してみてください。
分割払いの契約ができれば、まとまったお金を用意することなく、スーパーホワイトからも脱却できます。
ただし、スーパーホワイトから脱却するためだけに、無駄遣いをするのはいけません。
家計のやり繰りが厳しくてカードローンの申込みを考えているのでしたら、なおさらです。
大型家電の購入については、必要に迫られているときだけ検討するようにしてください。
難易度低めのクレジットカードを作るのも得策!?
スーパーホワイトから脱却するために、審査の難易度が低めのクレジットカードに申込むという方法も選べます。
クレジットカードを実際に利用するかどうかは別として、金融機関との取引きをしたという事実が信用情報機関に残ります。
・ACマスターカード
ACマスターカードというのは、消費者金融アコムが提供しているクレジットカードです。
ACマスターカードは、カードローンの機能がついたものとクレジットカードだけのタイプがあります。
クレジット機能がついたものを選べば、カードローンに申込みをする手間も省けます。
ただし、ACマスターカードは、リボ払いが前提となっているクレジットカードです。
繰上返済をする場合に若干面倒さを感じるかもしれませんので、あらかじめアコムの公式サイトでクレジットカードについて調べておくのがおすすめです。
クレジット機能も付ける場合は、カードローンの基本についてしっかりと理解することも忘れないようにしましょう。
・楽天カード
楽天カードは、楽天銀行が提供するクレジットカードです。
銀行のクレジットカードになりますが、比較的カードが作りやすいという評判があります。
実際に楽天カードが作りやすいかどうかを一概にいうことはできませんが、スーパーホワイトからの脱却のために申込むという選択はありだと思います。
楽天カードについても、キャッシング機能を付帯させることができます。
楽天のキャッシングは、消費者金融のものよりも若干、金利が低めに設定されているので返済の負担が軽くなります。
ただし、返済期間を長く設定してしまうと、トータルでの金利負担が大きくなるので、しっかりとシミュレーションをしてからお金を借りるようにしてください。
債務整理後のスーパーホワイトでも大丈夫?
債務整理をした後にスーパーホワイトになるのは、債務整理後、一定期間は金融機関との取引きが困難になるからです。
約5年間、金融機関との取引きが一切なければ、過去の延滞やローンの申込みをした情報などは、すべて信用情報機関から消去されます。
まっさらな状態からのスタートになるので、スーパーホワイトという言い方がされています。
この状態でカードローンの審査に通るかどうかは、実際に受けてみないと分かりません。
どうしてもお金を借りる必要があるというなら、スーパーホワイトの状態でも申し込まざるを得ません。
しかし、ギャンブルや遊びを目的にお金を借りるだけなら、無理をして借金をする必要はありません。
本当にお金を借りる必要があるという場合に限り、スーパーホワイトの状態だったとしても、試しに申込みをしてみるのも良いと思います。
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